自分ひとりだけだったら、母に送ってもらった味噌煮込みきしめんでも食べるか、と思っていたのだがおっさんから電話で「夕方頃には戻るので家で晩御飯たべる」とのこと。

「何も食べるものないよ。」と言うと「じゃ、戻ったら一緒に買い物行こう」というわけで、夜7時にスーパーに向かう。

案の定、ほとんどの生鮮食品は売り切れ。

かろうじて残り物のねぎをゲット。

かまぼこも売り切れで、しかたなく「たまご焼きかまぼこ」というどっちつかずなものを買う。

もともと九州からおっさんが帰ってきたらすぐに名古屋に行く予定でいたのに「行かない」と言い出したのでおもちとかお肉とか、お正月用の食材も買い足し、腹ペコ夫婦は急いで家に帰る。

名古屋の件もあり、無言のままソバと中華風オードブル(4人前相当)を平らげた。

そのまま重たい雰囲気のまま午前0時を迎え、かろうじて「おめでとう」は言ったものの、感じ悪い年明けなのだった。