イスタンブール



ホテル(HOTEL YUKSEL II 502号室) 1,350,000トルコリラ

トラム×3 45,000トルコリラ

靴下 100,000トルコリラ

傘 350,000トルコリラ

小包 2,470,000トルコリラ

タクシー 150,000トルコリラ

昼食 148,000トルコリラ

ホテル(HOTEL KARATAY 201号室) 1,200,000トルコリラ めちゃくちゃ狭い。ゴキブリうようよ。レセプションの態度最悪。


朝食 パン、チーズ、紅茶

昼食 ドネルサンド、コーラ




朝から雨。それもかなり大雨。これは神様が私に「たまにはゆっくりしなさい」と言ってるのかしらとイスティクラル行きを諦める。

しかし、今まで着ていた服は小包で送ってしまいたい。

トラムでギュルハネまで行き、あとは歩いてエミノニュの中央郵便局を目指す。

その間に服はずぶぬれ、靴もじゅくじゅく。おニューのジーンズが初日にしてこの有り様。ひどい。

で、アンカラで小包送った時の経験からまず、荷物は持たずに様子見に行ったらあっけなく「いいよ、荷物持っておいで」との事。こんな事なら持って来ればよかった…。

元来た道をまた歩く。もうとっくにずぶぬれなんだから一緒よ。

で、ホテルに逆戻りして荷物を持ち、今度はタクシーに乗る。荷物ずぶぬれにして日本で小包開けた時カビカビ!なんて事になったら母が気の毒なので。

タクシーの運転手のお兄さんは人に道を聞きながら進む。途中、渋滞に巻き込まれて「郵便局、お昼休みになっちゃうよー」と思ったりしたけど大丈夫だった。

郵便局のおじさんは、ぴったりサイズの箱を用意してくれてガムテープにヒモ、と完璧に荷造りしてくれた。しかし、おつりは12,000足りなかった。箱代と荷造り代ってつもりかな、と諦める。で、お金を使い果たしてしまった。小包、2,458,000もしたから。4,600円也。ジャケットもう1着買ってもお釣りがくる金額だよ。

両替しなきゃ、と思ったらパスポートをホテルに預けてあることに気づく。

もう一度ホテルに戻らねば。

で、戻ってまいりました。まぁ、どっちにしろ銀行もちょうどお昼休みだからいいんだけどさ。お昼ごはんでも食べてようか、と思ったけどお金ないんだってば。



今日のホテルは最低。ゴキブリはGun Hotelにもいたけど数が全然違う。しかし、レセプションのあの態度が一番気に入らない。

「パスポート返してもらえますか?」と聞いたら「じゃあ、先に金払え。20ドルだ」と、こんな感じの口調。

むかっとしつつも「お金持ってないです。だから銀行で両替するのにパスポートが必要なんです」

そうすると、むぅっとしつつもぺっとカウンターの上にパスポートを放る。かっちーん。

とりあえず、パスポート持って銀行へ。

「今日の両替は終了しました」

がーん。2軒目も同じ返事。両替は午前中のみ、と「地球の歩き方」に書いてあったのは本当だったのね。しかし、お金はどうしてもいるわけで、CD機にチャレンジ。

ちゃんと英語のガイドもあってスムーズにお金を出せた。よかった。

それから、トラムに乗ってグランドバザールへ。雨降ってなかったら絶対歩いてるんだけどね。

相変わらず迷路のようなグランドバザールをさまよう。しかし、不思議な事に全然誰も話しかけてこない。

5年前はあんなにモテモテ(?)だったのに。よっぽど日本人は何も買わないのか、酷い事するのかなぁ?

途中のスタンドでドネルサンドとコーラを買ったらなんと148,000。ものすごくツーリストプライス。

その頃にはもう自分がどっちから来たのかもわからなくなっていた。ふらふら迷いながら靴下買ったりしてたら見覚えのある鉄格子付きの出口。めでたしめでたし。とうとう念願の傘も購入。ださださだけど、本当に傘って売ってないのだ。

そしてホテルに戻る。さっきのレセプションのヤローだ。

「今払う?」と聞くと「20ドルだ」

ぶっきらぼうな英語しか知らなくてこういう口調なのとは絶対違う。

別のレセプションのおじさんにチェックインの時に「トルコリラなら1,000,000だよ」と聞いていたので出すと、「オレは20ドルって言ってんだぞ」みたいな口調。

「他のレセプションの人はリラなら1,000,000って言ってた」とこっちも少々荒っぽくなる。

「リラなら1,200,000寄越せ。1,000,000はお前の聞き間違いだ」

「あーっ!もうわかった!払うよ!(日本語)」

あまりにも横柄な態度につい日本語で大声出してしまいました。

鍵をもらう時いつもなら「ありがとう」って言うけど今日はナシだ。ふん。

で、部屋に戻った。相変わらず、ゴキブリがあっちをこそこそー、こっちをこそこそーしてる。最低。

寝てる間に顔の上こそこそされるかも、と考えたら眠れないかも。

明日はイスタンブル最後の日だし、ちょっと奮発していいホテル泊まろうかな…。




なんて、悠長に思ってたけどホテル替えた。こんな事初めて。1泊もしないで出るなんて。だって、あまりにも酷すぎる。

ハンパじゃない数のゴキブリがいて、たまにベッドの上にも登ってくる。寝ずの番でベッドに上がって来るのを阻止するなんて、できない。

私は眠りたい。壁には前に泊まった人が殺したのであろうゴキブリの残骸の数々がそのまま残ってる。

髪の毛がほっぺにパラッと触ったり、ヒモが足に触ったりするたびにビクビク。カバンの中にも入りはしないか、と気を遣う。

ヒーターは22:00を回ってかなり寒いのに、冷たいまま。

決心して荷物をまとめ無言でレセプションにキーをつき返し、お向かいのちょっと高級っぽくて敬遠してたホテルへ。

「20ドルです」

がーん。最低ホテルと同料金。しかも朝食付き。部屋に入るとバスタブまで付いてる。

なんで最初っからこっちにしなかったんだー!と後悔しても後の祭り。

1,200,000トルコリラ無駄にした。いや、最悪の経験を1,200,000リラで買ったと思うことにしよう。



早速、お風呂にお湯を入れる。と、床になにやら黒い物体が…。まさか、ゴキブリ?と目を近づけると本当にゴキブリ。

「なんなのよ、いったい! どうしてそうな訳!?」とかなんとか日本語で思わず叫んでしまう。

そのゴキブリは仰向けで死んでた。近くにあった黒い物体も同じくゴキブリの死骸。謎。部屋掃除のおばちゃんが殺してくれたなら片付けてくれてもいいのに。前に泊まった人が殺したとしてもそうだし。

掃除後、だとしたらあの2匹はどうして同じように仰向けに死んだんだろうか…?

っつか、どーでもいいのよ!そんなことは!

とにかく、そのほかには見かけないし今日はここで寝る!

荷物を解く時、中からゴキブリが出てきたらどうしよ…という心の傷を負ってしまった私なのだった。