イスタンブール



朝食 60,000トルコリラ

アヤソフィア 250,000トルコリラ

地下宮殿 100,000トルコリラ

絵葉書×2 20,000トルコリラ

昼食 260,000トルコリラ


まず、スルタンアフメットジャミィに行こうと思った。

大通りは昨日とうってかわって閑散としている。商店のほとんどが日曜休みだから。みんながお休みの日こそ洋服屋さんとか稼ぎ時だと思うんだけど。

(それにイスラームの休日は金曜日のはず!)

アクサライからラーレリ、ベヤジット。5年前とは全然変わっちゃってる。当時は歩道が舗装されてなくて、雪でぬっちゃぬっちゃになった道を歩いたのに。

お店もみんな近代的。超高級だったマクドナルドもなんだか古ぼけて小さく見える。

と、スルタンアフメットジャミィの尖塔が見える。グランドバザールからこんなに近かったんだ。

私は5年前、よっぽど下ばっかり見て歩いてたんだなぁ……。



スルタンアフメットジャミィに近づくとずらーっと観光バスが並んでいる。ベルガマのアスクレピオンの時と同じく、「おー、ここが観光すべき場所なのね」と一目瞭然。

もうここら辺まで来ると客引きの嵐。

「Hello」「Where are you from?」「こんにちは(日本語)」などなど。

日本語で話しかけてくる人はとりあえず、”私、日本語なんて知らない”という顔で無視。

「どちらからですかー?」には香港、シンガポール、中国、ペルーなどと嘘をつく。

自分で笑ってしまったのは日本語で「日本人ですか?」と聞かれて思わず「No」と答えてしまった事。

日本人じゃなくてなに日本語理解してんだよ。お兄さんは気づかなかったみたいだけどw



「安心して、私は犯罪者じゃない。あなたからお金を盗もうとかあなたを殺そうと思ってる訳じゃない。ふつーの人だから」

「ふつーの”じゅうたん屋さんの”人ね」

「まー、たぶん……」

なんて事を繰り返しつつ、スルタンアフメットからアヤソフィア、地下宮殿と巡る。




最後に声を掛けてきたエミン君には「こやつ、できるな」と思わせられた。

日本語が日本人並みに上手というのもそうだけど、まず最初に自分がじゅうたん屋であるという事を明かしたのは彼が初めて。

普通は、お茶を飲もうとか日本の友人から来た手紙を訳してほしいとかなんとか口実を作ってじゅうたん屋に連れて行こうとするのだが、

「もし、興味があったら僕の店に来てください」と来た。

「時間のある時でいいし、欲しくなかったら別に買わなくたっていいんですから」

本当に彼が率直で誠実な性格なら、信じていいのかもしれない。

でも、日本人の心理を知ってて、わざとそう言ってるならもう凄腕としかいいようがない。

実際に、彼の店に言って何も買わずに帰ってこれるなら”本当にいい人”と確信がもてるけどそれを試す勇気は私にはないのだった。



朝食 メルジメッキチョルバス、パン、チャイ

昼食 なんとかキョフテ、スープ、パン、コーラ、チャイ


昼食はホテル近くのちょっと高級そうな店にえいやっと飛び込んでみた。

メニューはトルコ語のみなので適当に指をさして注文。

しかし、出てきたものは得体の知れない謎のトゲトゲがついている物体(たぶん内臓系?)で、食べてみると汗臭いおすもうさん(失礼)の筋肉のような臭いと食感だった。

これで180,000リラもするなんて……。




あぁ、今日はクリスマスイブなんだ。日本のようにどこ行ってもジングルベルじゃないので忘れてた。

今頃あの、ムスリムの小さな街ベツレヘムキリスト教徒であふれてるのね。



どーでもいいけどトルコ語のサンタクロースはババノエル。