カイロ



いよいよ本当にもうする事がない。別にイスラミックカイロ見に行ったっていいんだけど、そんな気にもなれない。

ホテルを出て、マックに行く。

マック、KFC、ピザハット。この3軒横並びにいるお客さんはほとんどカイロアメリカン大学の生徒と思われる。みんなかなり裕福そうな身なりでそして、なんと英語で会話してる。

カルチェラタンのようなもんなのだろうか。

2時間くらい暇つぶしてやろうと思ってたのに、今日もやっぱり店内は混んでて1時間が限度だった。

でも、この3軒は落ち着ける。道を歩いていると感じるギラギラした視線がここにはないから。



それから、することもなく暇つぶしの常套手段「地下鉄の終点まで行って帰る」をすることにした。

タハリールはちょうど真ん中へんなので、南北どっちでもよかったのだけど、とりあえず「歩き方」にも載ってるヘルワンへ。

女性専用車両にチャレンジした。普通の車両よりすいてるし、女の人だけだから落ち着けるかも、と思ったら大間違い。

なんか、みんなのちらーっとこちらを見る視線が痛い。「あの子、男の子かしら女の子かしら」って目な気がする。

男の人が間違って乗ろうとしようもんなら、みんなでぎゃあぎゃあ言って追い出す。

駅によってはおまわりさんが待機していて男が乗ってないか見回る。ギッと私を睨んで「こいつ、男じゃないのか?」みたいなおまわりさんもいる。(被害妄想?)

15、6歳の男の子が母親と乗ってたらおまわりさんに「降りろ!」と言われてた。母親が「なんでよ!この子私の息子よ!」(←アラビア語なので勝手に解釈)と抗議しても全くダメ。男の子でも小さい子はいいみたいなんだけど。

とにかく私は「あんた、降りなさい!」と言われないようにかわいく咳払いしてみたり女の子っぽい仕草してみたり、とても気を遣った。別に本当に女の子なんだから堂々としてればいいんだけどね(^^;