イスタンブール



ホテル×3(EL GATO HOTEL 102号室) 2,100,000トルコリラ

ボスポラスクルーズ 175,000トルコリラ

昼食 220,000トルコリラ

絵葉書 6,000トルコリラ

朝食 27,000トルコリラ

トラム×3 45,000トルコリラ




朝食 ホットドッグ、リモナタ

昼食 鯖の塩焼き、ムール貝のフライ、フライドポテト、サラダ、パン、コーラ



朝、ホテルをチェックアウトした。

そして、別の「地球の歩き方」推薦宿へ。

「満室です」

がーん。

レセプションのお兄さんはフロント横のロビーにたむろするギリシャのおばちゃん軍団を指さしてる。

そうなのよ。イスタンブルにはやたらと買出しのようなギリシャのおばちゃん軍団がいる。

ブルガリアのおばちゃん軍団もいる。まさに夜逃げというような大荷物でバスに乗っていた。

みんな革製品とか洋服とか大量に買い込んで(仕入れて?)いるみたい。

その後、目に付くホテルにかたっぱしから飛び込んでみたけどみんな

「満室です」

ひどいとこなんて入った途端、野良猫でも追っ払うようにしっしってする。ひどい。

チェックアウトしちゃった頃を後悔し始めた頃、やっと空室のあるホテルに着いた。

何軒目かなんてもう数えてません。シャワーしかないのに、850,000リラ。でもしょうがない。



その後ボスポラスクルーズに行った。

風がとてもきつかったけど頑張ってずっと外のデッキで景色を見て、アナドールカヴァウで鯖の塩焼きとムール貝のフライ(とてもおいしかった)を食べ、丘の上の城塞に登り、風にもてあそばれながらボスポラス海峡とその奥の黒海を見た。


それから港に戻って船の出発までベンチで待つことにする。座ったとたんに猫が寄ってくる。絵葉書を書こうとカバンを開けると「なに?なんかあるの?」と私より先にカバンの中をのぞく。

筆入れをだして、ファスナーを開けると「どれどれ?」と私より先に手をつっこむ。ボールペンを取り出すと「ちょーだいっ!」とぺっと取ってしまう。

で、匂いをかいで食べ物じゃないとわかると、「他になんかないのー?」と再びカバンの中をのぞく。私が何もないわよ、とカバンを閉じると今度は「じゃ、遊ぼ」とばかりにパーカーのヒモで遊び出す。顔ひっかかれちゃかなわんと立ち上がると「あっ!ここにも!」と今度は腰についたヒモに爪をひっかける。

なんだか、ものすごーくトルコっぽい猫たち。人懐っこくてちょっとずうずうしいのだ。

隣に座っている人のカバンの上にはででーんと寝ている子もいるし、勝手に肩車されてる人もいる。両膝に1匹ずつ座られてしまってる人もいる。

こんなとこで鯖サンドなんかひろげようもんなら、かたっぱしから持っていかれちゃうんだろうな。



で、帰りの船はさすがに中の座席に座った。夕日にモスクのシルエットがとても綺麗だった。